そしてようやくUAEセンターに到着。病院前のPに車が一台。ほかにも誰かいるのかな、と思いつつ玄関の扉に手をかける。

「こんにちは~!」扉を開けると、先に待合室のソファで問診票を記入している方が。もしかして、午前中篠﨑クリニックで見かけた方では?やっぱりこちらの患者さんだったんですね。ここでほかの患者さんとすれ違ったことはあるけれど、同じ時間に一緒になったのは初めて。その方の前を通り抜け受付へ。保険証とMRI画像を収めたCD-Rを提出し、しばし待機です。

待合室のテーブルの上には見覚えのあるファイルが!実は、私のUAE体験記には、ブログにする前に自分の記録用に書いた紙バージョンがあります。記載事項におかしなところがないか確認してもらうため先生方に見てもらったところ、そのまま病院に置かれることになったのがそのファイルでして。目の前にすると何とも小っ恥ずかしい…。ブログとはちょっと違うので、UAEセンターに行く機会がある方は、ちらっとめくってもらえると嬉しいです。

診察室の扉は開いたまま、部屋の中の田頭先生の姿がチラリと目に入る。何だかいつもと違う感じ…まだ白衣を着てないからだ。遅刻したけど、診察はまだこれから?良かったというか何というか、とにかくダラダラの汗を拭かなくちゃ。その後、診察室へ向かう吉野内先生が待合室の私の姿を見て「長旅でしたね」と声をかけてくれた。

この5か月、あまりにいろんなことが身の回りに起こりすぎて、生理が飛んだり精神的に辛かったりと予想外の日々を過ごし、その中で先生方にはポイントポイントでずいぶん支えてもらったのです。なので、今日こうして診察で顔を合わせたら泣けてしまうかも…なんて思ってやってきたんだけど、涙より先に出たのは笑顔。お二人の顔を見たらなんだかすごくホッとした。いつでもここで待っていてくれる、そんな感じ。この病院の穏やかな空気感も変わらない。

田頭先生から呼ばれ、診察室へ。白衣姿のいつもの先生ですね。先生からさっそく「体調はどうですか?」と春からの体調のことを聞かれると、今までの思いが次から次からあふれてきて話が止まらなくなってしまって。こうして話を聞いてもらうだけでも心が軽くなっていくようで。先生の専門とは全然関係ないんですけどね…。たくさん聞いてもらってありがとうございました。ほんの1か月ぐらい前までは、おしゃべりするどころが、声も出ないくらいの状態だったことを考えると、ベラベラとよくこれだけしゃべりました…。

私のなが~い話が一段落したところで、今日のMRIの結果へ。お待たせしました。これが本題ですね。

前回3月に撮った、術後1か月のMRI画像と比較しながらの説明です。筋層内の筋腫に関しては、術後1か月の時点でMRI画像に筋腫1個ずつの輪郭が黒く写しだされていて、血流がなくなり壊死したことが確認されていたんだけど、そういえばあの時グレーゾーンの話もしてました…。粘膜下筋腫の方は、前回は実はあまり黒くなってなくて、まさにグレーな感じだったのだと。ところがところが、今回のMRIではその姿がほとんどなくなっているそうで。おそらく、術後に排出されてしまってなくなってしまったから見つけられなくなったのではないか、ということなんだって。確かに、何回かそれらしいものをトイレで目にしてますねー。こんなになくなるなんてことは、先生にも予想外の結果なんだそう!?いい方にハズれたみたいです。なんてラッキー☆

そして前回までは筋腫のせいで子宮が立ち上がったような形状になっていたんだけど、本来あるべき形状に近づいているみたいだった。私の場合、子宮が背中側に倒れている子宮後屈なので、子宮の入り口から後ろ側に90度傾いた形になる。膀胱への影響はもともとなかったとはいえ、子宮が本来の形状に近づいたことで膀胱の上部にも余裕のある部分ができて、膀胱自体もさらに広がっているんだそう。

子宮の大きさ自体も通常のサイズに戻りつつあり、子宮内腔にも隙間ができてきている。黒く写っている筋腫たちは、この後ゆっくりゆっくり縮んでいくから、今後はMRIを撮っても今回ほど劇的な変化は見られないんだって。そういうことで、先生からは「今後は経過観察も遠方からわざわざ来てもらう必要もないだろうから、今回で卒業ですね」と。ありがとうございます。そんな気がしたから後楽園にも寄ってきたんですよー。これも、なかなかいい読みだそうで。

私の場合は、一番大きかった筋腫でも、術前3.7cm→UAE後1か月3.3cm→今回2.9cmと大きさとしてはそんなに縮んでなかったけれど、子宮自体が小さくなったため、最初にあった位置からはグッと下の方に移動して、同じものなのかパッと見てわからなくなっていた。今回は右の卵巣が少し大きく写っていたので、ついでにサイズを測ってもらった。卵巣は時期によって大きくなったり小さくなったりするんだって。これが卵巣の営みなんだとか。ストレスで生理が止まるなんていう事態もこの5か月の間に起こったけれど、今は卵巣も元気にしているということなのかな?

今回はあの大きなフィルムの貼り出しはなく、すべてパソコンの画面を見ながらの説明で、ドキドキ感は少なくなったかも。あのフィルム、ダダーッと貼り出されていると結構びびりますからね。すごい重病人になったみたいな感じで…。まあ、それがなくて少し寂しい感じもしたけれど。

あとは、昨日のことなど雑談もちょこっと。なんだか最後までひたすらしゃべりまくりで…すみません…自分がこんなにしゃべるなんて思わなかった。そうそう、前の週にはTDR行ってきました、と話したところ「はおんさんといえばこれこれ」との先生の一言、すっかりディズニー好きのイメージが定着しちゃってる…。
先生から最後に「ホントに元気になったんですね」と一言。ほんと、この場にこんな元気に来られるとは1か月前には考えられなかったけど、ここに来ると思うからこそ元気がでてきたのかもしれないです。そして、今回もMRIの画像をプリントアウトしてもらい「それじゃ、ひげの先生の診察も受けていって下さい」と婦人科へ案内され終了です。

今回は事前に婦人科の診察もお願いしていたのでした。

 ☆塞栓後6か月の筋腫が写っているMRI画像はこちらから(興味のある方はどうぞ!)
https://livedoor.blogimg.jp/daisy0109/imgs/a/4/a441c265.jpg