腹腔鏡検査の後は、傷痕がかなり痛く…。検査前には「切ったら痛い」なんてことを全く想定していませんでした。下着のゴムのラインと傷の位置がかぶっていて痛いし、くしゃみとか咳とかは傷に響いて恐怖だし、笑うのも我慢。1cmほどの傷×2か所とはいえ、お腹を切るというのはこういうことなのかと、終わってから痛いほど思い知らされるた…痛いほど、じゃなくて本当に痛かった。なんで前もって想像できなかったのか不思議。

傷が痛いのはそのうち治まるけど、子宮内膜症は治療しなければどんどん進行していくもののようで…。

内膜症は生理周期に合わせて子宮の外に飛び散った内膜が増殖するから、増殖させないためには妊娠するのが一番の治療になるんだけどね、と痛い前置きに続き、O先生から今後の治療方法の説明あり。妊娠しなかったからお腹を切ってまで検査したんじゃないですかー(泣)

そこで、生理を止めて、体内を妊娠したのと似た状態にするのが偽妊娠療法、閉経と同じような状況にするのが偽閉経療法。偽閉経にも、点鼻薬によるものと内服薬によるものがあり、私の場合は治療の期間と効果を考えてボンゾール内服による偽閉経療法を6か月行う、と。閉経と同じ状態なので、更年期の症状が出るかもしれないが、治療後は妊娠の可能性が上がる、こんなような内容だったかな。先生の話を聞きながら、更年期の症状は出てほしくないなあ、にせものでも「妊娠」ってついている方が嬉しいのになあ、なんて思ったものです。

かくして、検査後最初の生理が来るのを待って、内膜症治療開始。治療開始前は一日でも早く妊娠したいと思っていたので、6か月がやたらと長いような気がしていたんだけど、服用を始めたらすぐに排卵がとまって生理はもちろん変な出血も全くなし。妊娠するとかしないとか何も考えなくてよくなって、正直、気が楽になった。更年期症状も特にでなかったからかもしれない。ただ、服用を始めてすぐにドッカーンと体重が増えたのだけは参った。これも薬の副作用だったのかな?

途中、腫瘍マーカーCA125の検査を2回ほどして、内膜症の状態を確認し、ボンゾールの服用は5周期で終了。服用が終わったら、今度はいつ生理が戻ってくるのかドキドキする生活に戻り…服用終了から1か月半ほどで高温期になり、排卵が確認されたところで内膜症治療終了=不妊治療再開となったわけです。

以前と同じ治療に戻ったけれど、内膜症を治療したという変な自信と、治療中の気の抜けた生活が功を奏した(?)のか、不妊治療再開から4か月後になんと妊娠判明。29歳の秋。

「(内膜症)治療後は妊娠しやすくなるというのはホントなんだなー」あの時の先生の呟きは忘れませんけど。

私が妊娠できたのは、たまたまそんな機会に恵まれたのだとは思いますが、子宮内膜症が見つかったのも治療したのも「回り道は近道」だったのかも。何が幸いするかわかりませんね。