昼間、ポンプのテンキーみたいなのをピッピッとさわっていたのは設定を変更していたということだったのか~。体に入る麻酔の量が減っていたから左足の感覚が戻ったんだと納得。
ほんとはもっと色々教えてもらったような気がするんだけど記憶があいまいなところが多くて…。ゴメンナサイ(涙)。なぜなら夕方からは全然余裕がなくなったから…。
左足は動くようになったけれど、代わりに麻酔追加スイッチを押す回数が増えた。右下腹部の痛みがだんだん強くなり…。麻酔を追加しても右側の痛みが引く感じはなくて、ずっと痛いよ~(泣)。なんで~?
これまで毎回楽しみにしてきた食事の時間も、食べたいと思う気持ちとは裏腹に食が進まない。鮭のホイル焼きは一口食べてみただけであとは残してしまった。お昼のかつお節と同じようにこの日は魚の生臭さが鼻につく…。茶碗蒸しはぐちゃぐちゃに食べたというかかき混ぜただけ?結局ご飯をかき込みフルーツを口に放り込むと倒れるように横になってしまった。とにかく右下腹部が痛い。横になってやり過ごす。夕飯前までは調子よかったのに…。
(2日目夕飯のメニュー)鮭のホイル焼き、茶碗蒸し、ゆかりご飯、柿・キウィフルーツ、お茶
二女から電話がかかってきた。「八重(の桜)、録画しとく?」用件はそれだけ。あれ、もうそんな時間?痛いとかひどいとか一言も言ってないけど、なんか伝わっていたみたい…。「お母さん元気なかった」って夫に話したようで、大丈夫か~とメールがきた。ばれてたか。
19時の検温で38度4分。お腹が痛い。抗生剤の点滴開始。尿管を外してから2~3時間後にトイレへの予定が、点滴が始まったのでそれが終わってから行くことに。差し迫ってトイレに行きたい感じはないし、それでもいいかな。溜まっている感じがわからないってことある?大丈夫だよね。
2時間ほどで点滴が終わり、痛みの落ち着いている時間を見計らって術後初めてのトイレへ。一人ではとてもムリ。Tn看護師にお手伝いをお願いする。ベッドから立ち上がる前に麻酔ポンプのバッグを首からぶら下げる。看護師さんの肩を借りてそっと立ち上がった。左足の感覚はまだ右に比べると鈍い。看護師さんに支えられて一歩一歩ゆっくり足を踏み出す。
無事トイレに到着。麻酔のバッグをトイレの中のフックにかけたところで看護師さんがそっと離れていって一人になった。便座に腰掛ようと中腰になりかけたところでフッと力の抜ける位置になったらしくガクンと腰が落ちてしまった。びっくりした。便座の手前の方に座ったため、便座が血まみれに。あわわわわ~。焦ってます(汗)。
とりあえず済ませるものを済ませないと。麻酔の影響で尿が出にくいことがあるらしいが、ラッキーなことに案外すんなり。よかった。そして、この時初めて術後の出血とやらを自分で確認。結構べったりした感じで生理のそれとは少し違う感じかな?それにしても、さっき汚した便座を何とかしなきゃ。べったりしたやつが便座の暖房ですっかり乾燥してはりついてしまってる!トイレットペーパーでは太刀打ちできず。トイレに置いてあったウエットティッシュは乾いていて効果なし。諦めて自首しよう。
それでもトイレに行ったらすっきり、夕方からお腹が痛くてモヤモヤしていた気分もすっきりした。「トイレ汚しちゃいました、すみません…。」Tn看護師「大丈夫ですよ。あとで見ておきますね。」ほんと、すみません…。
病室に戻るのもTn看護師の肩を借りてゆっくりゆっくり。帰りは少し歩きかたのコツをつかめたかも。病室到着。
トイレまで歩いて往復したことで急に変な自信がついた!?病室の中なら手を伸ばせば何かにつかまれるし、一人で動けそう。再びベッドからそーっと下りて洗面台へ。無事歯磨きを済ませる。やればできるんだ~!これでいつ寝ても大丈夫。
しかし、そんなに甘くはなかった。この夜は右下腹部が痛くて痛くて麻酔追加スイッチを押しても麻酔がほとんどきかず、あまりに我慢できずにナースコール。直接薬を入れてもらってようやく落ち着く、の繰り返し。1時間おきに麻酔を追加するありさま。「何回もスイッチを押さなくちゃならないようなら夜間は1回に流れる量を増やしましょうか。」とポンプから流れる麻酔の量を増やしてもらったんだけど、右下腹部の痛みは追加のスイッチを押しても治まりきらないうちにしばらくすると痛くなってきて辛かった。
麻酔の量が増えたのと、何回も直接入れてもらっているうちに痛みは少し楽になりどうにか眠ることができた。