子宮筋腫って切らなくてもいいんだ~子宮動脈塞栓術(UAE)体験記

2013年2月多発性子宮筋腫のため子宮動脈塞栓術(UAE)を受けました。
筋腫と診断されてから手術を経て現在に至るまでの私の体験記録です。
当時の日記やメモ、記憶を頼りに1年たった今ようやくブログにすることができました。
自宅から遠く離れた病院だったのでお出かけ気分も満載!?

きっかけ~UAEとの出会い

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貧血の原因は…

健康診断の血液検査での「要精検」

振り返れば…
1年前の秋、胃の検査のためかかった内科にて。健康診断の結果を見ながら、ここ
2、3年前から年を追うごとに特に血色素量の数値が下がってきているのを「ちょっと気になるね~」と指摘されてました。本人はそう言われるまで全く気付いていなかったんだけど…。「あ~、ホントだ!」って感じ。この時点では要観察の数値。

これが一旦指摘されると意識してしまうものです。

その半年後の春には、ノロ疑惑でいつもの内科を受診。ここで受けた血液検査でも、血色素量その他もろもろの数値が軒並み基準値より低く出た。先生にはノロより貧血の方が引っかかったようで…。そして「子宮筋腫でもあるんじゃないの?」と言われてしまった…。半年前の検査時よりさらに数値は下がっていた。

そして、今回8月に受けた健康診断の結果は要精検。4か月前よりさらに血色素量の数値が下がっている。おまけに下がりかたが加速しているような…。

「貧血」の原因は心当たりがないわけでもなくって…。というわけで、春頃からはまじめに婦人科の診察を受けたほうがいいだろうな~と考えていたけれど、なかなか足が向かなかった。でも、検診で引っかかったらそのうち
健康管理担当者から「精密検査に行ってきて結果を報告しなさい」と指示書が渡され、何か回答しなければならないんだよね。

仕方ない。いよいよ覚悟を決めて婦人科へ行くかぁ

今の症状をまとめると

婦人科での診察を受ける前に振り返ると…いつごろからどうなってたっけ?

2012年の2月頃だったかなぁ、パットの経血が逆流してあふれた時、
「きゃ~、これはやばいかも~」
ってひとりトイレでショックを受けていた。
まあ、それより前から量は増えているような気はしていた。

近頃は生理が始まって最初の24時間ぐらいが経血の量がすごく多くなった。時々どど~っと出ているなあと感じる月もあったけれど、毎月ということでもなかったし、その時が過ぎれば忘れてしまうというか…。レバーみたいな塊もゴロゴロでてくるけど、これも一体いつ頃からかでるようになったのか覚えていない。

最近は治まっているが2年ほど前は毎月生理が始まる前になると下腹部に重苦しい痛みがあって寝付けないこともあったなあ。もしかするとこの頃からお腹の中で何かが起きていたのだろうか?

1年前に子宮ガン検診を受けた時、筋腫の話なんて一つも出なかったけれど集団検診だったから流れ作業的に細胞を採取されただけだったんだろうなあ。

Fクリニックの診察(その1)

10月に入って平日に1日休みができたので、意を決して病院に行くことにした。二女の出産の時にお世話になったFクリニックへ行こうかな。実はここで「筋腫の芽がたくさんある」と言われている。確か4年前。その時のカルテが残っているんじゃないかなあ。

健康診断の結果を持って9時過ぎに病院へ。9時から診察開始だけどすでに待合室はいっぱい。でも、いつもこんなもんだったかなあ。1時間もすれば呼ばれるだろうと思って待っていたんだけど、後から来た人が次々診察室に呼ばれているのにいつまで経っても声がかからない。お~い、どうなってるの?予約制じゃないからある程度受付順に診察されるはずなんだけど。まだかな?

11時を過ぎてもまだ呼ばれず。ついにしびれを切らせて受付で「2時間待っているけど一体いつ順番が来る?」と聞いてみた。そしたら急に呼ばれて診察前の問診。すごい事務的に問診を終える。待たされたこともそうだけどあまりに事務的な感じにもちょっとイラッときて問診を担当していた看護師さんに「後から来た人がどんどん先に終わっていくのになんでこんなに時間がかかったんですか?」と聞いてみた。受付に新人が入ってカルテを出すのにまだ慣れてなかったとか何とか言っていたけど、他の人のカルテはちゃんとできてるみたいなんですけど(怒)

別にそんな言い訳なんていらなかったんだけどな。「お待たせしました」の一言さえあればイラッとしなかったかもしれない。それにしてもカルテ出すのに何時間かかるんだろ?初診になるから少しは順番は変わるかもしれないけれど、以前通っていた時にこんなに待たされたことあったかなぁ?

自分ではかなり押さえたつもりなんだけど、頭から湯気が出ていたのかもしれない。これはヤバイとでも思ったのか、ここからは先生の診察も内診もかなりの人をすっ飛ばして順番が回ってきた。あんなに怒らんでもよかったんにちょっと言い過ぎた…反省しながら診察を待つ。近くで待っている他の患者さんにはクレームつけて順番かえさせみたいに見えただろうな。いやなヤツだ。
 

診察前からいやな気分になっていたけど、診察の結果はやっぱり子宮筋腫だった。筋腫のせいで貧血になっているらしい。念のためガンの検査もしておきました、と。そこまでは想定していた通り。

特別大きいわけではないけれど形がいびつになっていて変性を起こしているのではないか、とカルテに貼り付けたエコー画像を見ながら説明された。あれっ、このカルテ、今日のエコー画像しか貼ってない。新しく作ったのか?ってことは筋腫の芽を指摘された時のカルテがないってこと?もやもやしながらも今日の診察結果を聞くのが精一杯。

ところで変性って何でしょうか?石灰化とか硝子化とかいくつか種類があるらしいが私の場合は硝子化しているのではないかと。

閉経が近ければホルモン療法で逃げ切ることもできるが、それまでには7年、いや筋腫のある人は閉経が遅くて下手するとまだこれから10年もあるから逃げ切るには先が長すぎるし、薬で早々に閉経と同じ状態にしてしまうのはおもしろくないので僕はやらないよ、と言われた。

ピルを使う方法もあるが、これも薬は高いしお勧めしない、子どもも2人いるし貧血もあるしこのまま筋腫を置いておいてもこの先悪さはしてもいいことはないから取ってしまいましょう、子宮をとっても卵巣が残れば更年期障害はおこらないよ、だって。

取ってしまうって?全摘のこと?そしてカルテに「いずれVH」と大きく書き込まれた。

先生はおもむろにカレンダーをめくってから「この先2~3か月は予定が埋まっているからその気になったらとりあえず電話で予約して」だって。そんな簡単に言わないでください。

頭の中で「全摘」という言葉がグルグルまわっている。家のことや仕事の都合もあるからそんなに簡単に決められない、というのは建前で、いきなり全摘と言われて動揺してないわけがない。

とりあえず貧血の薬を飲んでねとフェロミアが30日分処方された。薬が終わる頃にはまた診察に来てって。

VHって?

VH=vaginal hysterectomyは膣式子宮摘出術のこと。膣式子宮摘出術は開腹手術と比べると手術創も残らないし回復も早い方法だが、出産経験のない人や子宮全体の大きさがにぎりこぶし大以上だと行えないらしい。

しかし、こちらの病院では子宮全摘についてはほとんど膣式で行なわれている。病院ホームページの婦人科手術実績をみると、大きなものでは経産婦なら
2000gあまり、未産婦でも1000gほどのものを膣式により摘出している、と載せている。病院の待合室にだって当院での摘出物重量ランキングなるものがバーンと張り出されていた。これらの摘出物、一体どれくらいの大きさ?2000gっていうと小さい赤ちゃんぐらいか!これだけバンバン書いているということは「相当大きいものでも経膣分娩してない人でも膣式で摘出しちゃいます」ってことでしょう。

となれば当然全摘と言われるだろうとは予想していたけれど、それでもやっぱり自分の問題となるとそう簡単なことじゃなくて…。全摘という言葉をすんなりと受け入れることはできなかった。

帰宅してからインターネットで子宮筋腫を検索。いきなりあらわれた
自宅で○○……』なるサイトの体験談を読んでいると、「ああ、これだあぁぁ…」と引き込まれていって思わずポチッとボタンを押してしまいそうになった。心が弱っているときは判断力が鈍くなる、こんな時に何でも決断したらダメ~!と我に返る。いかん、いかん。

この日から子宮筋腫との正式なおつきあいが始まった。正式なおつきあいと言っても、当面は貧血の薬を飲むだけですが。

これからどうしようか

 子宮筋腫自体は成人女性の3~4人に1人の割合で見つかる良性の腫瘍で直接命に関わるものではないので症状がなければ経過観察していくだけでも大丈夫なものらしい。私の場合、過多月経だったり貧血があったりと症状は出ているけれど、だからといって慌てて手術をする必要もないので「いずれ」なんでしょうね。全摘するしか根治する方法はないみたいだけど、全く決心がつかず毎日もやもやした気分ですごしていた。

子宮筋腫と診断されたあと初めての生理は予定より1週間ほど遅れてやってきた。早くなることはあっても遅れることなんて今までほとんど無かったのにな。これがこれまでに経験したことのない恐ろしいほどの大量出血。これはもう決意するしかないかも、こんな生理とこの先何年も付き合っていくなんてできないかもと超弱気になる。そして過去最高に酷い生理に手術を受けることを意識し始める。もしかして早く意志を固めるようにと仕向ける先生の陰謀ではないか、と疑心暗鬼になるくらい。

そんな中「子宮筋腫・子宮内膜症体験者の会たんぽぽ」さんのホームページで子宮筋腫は命に関わる病気ではないので焦って手術を受ける必要はない、ゆっくり時間をかけ自分の体について勉強し自分に最も合った治療を探せばいい、治療法を決めるのは患者自身だよと言う文章と出会う。ホームページには自己決定するためのフローチャートもある。確かに子宮筋腫の手術を体験した方のブログなどを読ませてもらうと皆さんちゃんとご自分の筋腫の大きさやできている場所、数なんかを把握し、治療について納得し手術を受けているようだ。自分はどうか
といえば、うーん、どこにどんな筋腫が何個あるのかどれもよく分からない。こんな状態で手術を受けるわけにはいかないでしょ。せめてそれぐらいはちゃんと確認しておかないと。

でも、子宮筋腫は良性の腫瘍なのにどうして子宮ごと全部取ってしまわなくてはならないのか?生理の出血が多すぎるからといって生理自体がなくなればいいと思っているわけではなく多すぎる出血さえどうにかなればいいだけなのにな
情報も気持ちも全く整理がつかず、まだまだ自己決定できるところまで来ていない。

折しも職場では異動希望等の申告書を提出する時期。今後手術を受けることになるかもしれないのでとりあえず上司に話しておかなくちゃ。一番時間ができそうな次の夏にでもお休みもらって手術を受けようかな~なんて、全然決心はついていないけれどそんなつもりでいますと報告。「それまで待てるの?早くしなくていいの?」と今の状況を心配して仕事のことなんて気にしないでいつでも受けたらいいと言ってもらえた。今度の夏っていうのはただ自分が先延ばしにしたいだけなんです
。それにしても婦人科系の病気の話するのに自分の上司が女性でホント良かったぁ。
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プロフィール

はおん

ディズニーと手作りが大好きなヒツジさん。
事務系のお仕事してます。

2012年10月子宮筋腫発覚
2013年2月子宮動脈塞栓術(UAE)を受ける。
UAEを受けた時、45歳。

ヒツジさんの夫、ウシさん・ヘビさんの娘2人と
石川県中央部で生息中。

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