子宮筋腫って切らなくてもいいんだ~子宮動脈塞栓術(UAE)体験記

2013年2月多発性子宮筋腫のため子宮動脈塞栓術(UAE)を受けました。
筋腫と診断されてから手術を経て現在に至るまでの私の体験記録です。
当時の日記やメモ、記憶を頼りに1年たった今ようやくブログにすることができました。
自宅から遠く離れた病院だったのでお出かけ気分も満載!?

2月10日手術2日目

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ようやく夜が明けた~

ウトウトしているうちに朝を迎えた。7時の検温では37度6分、夜中より体温は高めだけど痛みは全然楽になった。あの朝方の痛みは一体何だった?もしかして悪夢?長い夜だったな。

「それじゃあ着替えましょうか。」K看護師に体を清拭してもらい、これから自分のパジャマに着替えます。ホカホカのタオルを体に乗せてもらったらなんともポカポカして気持ちいい。体中全部拭いてもらってサッパリ。気分もすっきり。着替えは手術前に「明日の朝すぐ着替えるから一式用意しておいてね。」といわれていたので、風呂敷に包んで床頭台の棚に準備しておいたものを出してもらった。

左足は相変わらず全然動かせないので下はほとんど看護師さんにお任せ状態。上は体を起こさないとできないためバランスを取りながらゆっくり起き上がってから。左手でオーバーベッドテーブルの縁をそっとつかんで転倒防止。「なにげに、だいぶなれてきたんじゃない?」って言われて、確かに確かに。左足がしびれていても体を動かすコツがつかめてきたかも。

術衣やブカブカのおむつとお別れし自分のパジャマに着替えたら急に元気になったような気がしたよ。ただし、尿管は左足を自分で動かせるようになるまで抜いてもらえません…。歩いてトイレに行けないし仕方ないよね。

この日の朝から食前に「大建中湯」という漢方薬がだされた。おなかを温める効果があるらしい。漢方薬と言えば…かつて飲んだ薬は飲み終わってから毎回「まずい~!」と言わずにはいられないような、口の中をすすいでも後味悪しみたいな薬ばっかりで、とにかく「まずい」という先入観しかなくて。

覚悟して飲んだら…それほどまずくなかった。意外。しょうが風味(?)で飲みやすい。これなら全然大丈夫だわ。

お腹すいたなぁ

体が楽になるとお腹がすいてくるらしい…。早く食事の時間にならないかな~。こんな状況でも、私の「食い気」はおとろえないのか…。

8時半頃看護師さんが朝食を運んできてくれた。待ってました!今日の日勤はTbさん。「ばあやだと思って何でも申しつけて~。」なんてお茶目な方。そんなことできませんって。

今朝はクロワッサンサンド。ホテルの朝食みたい。うれしいな。さあ食べよう、と勇んで体を起こしたら急にフラーッとして胸が悪くなってしまった。これじゃ食事はムリ。ガックリ(泣)。

仕方なく横になる。しばらく休んだら何とか胸の悪さは治まった。よかった。今度は用心しながら、そ~っと体を起こしてみた。大丈夫みたい。さっきは急に起き上がって血圧でも下がったのかなあ。

ようやく「いただきます」の時間。『題名のない音楽会』を観ながらちょっと優雅に朝食をいただきます。クロワッサンサンド、サクサクしていておいしかったぁ。スープは黒こしょうが効いていて刺激的。ゆっくりゆっくり全部いただきました。ごちそうさまでした。

2日目朝食
(2日目朝食のメニュー)クロワッサンサンド、実だくさんスープ、牛乳、オレンジジュース、グレープフルーツ

左足の麻酔がまだ効きすぎで自分で動かせずベッドから降りられないため、今朝の歯磨きもお水と「うがい受け」を用意してもらう。髪は目が覚めた時にグシャグシャになっていたので、その時に結び直しておいた。おそらく朝方苦しかった時にグシャグシャになってたんだろうなぁ。

硬膜外麻酔の話

Tb看護師が抗生剤の点滴を準備して病室へ。10時すぎから本日午前の点滴開始。最初ビビっていた点滴の針の位置にもすっかり慣れて、もう腕を曲げるのも平気。麻酔ポンプにつながっている薬の袋も交換された。ポンプのテンキーみたいなのをピッ、ピッと操作していった。

その後しばらくして吉野内先生の回診。その際「何回も(麻酔ポンプの)スイッチ押したんだって?」って先生に聞かれた。『えっ、これって押しすぎってこと?』って思いつつ「押したけど効かない時が何回かあったんです…。」と答える。

看護師さんが、ポンプに表示されている使用量より実際に使用された量は少なかったようだと先生に話してくれた。交換する際袋に残っている薬の量が多かったらしい。おそらくポンプが空打ちしている時があったんじゃないかって。

そういえば昨夜寝る前にスイッチを押した時、「あれ?」って感じがしたのは空打ちだったからなのかな?定期的に流れてくる麻酔も音だけだった時があったのかな?ポンプからの麻酔、入ってなかったの?

3時過ぎに苦しかったとき、K看護師から直接薬を入れてもらった後もう一度ポンプのスイッチを押した際背中に冷たい感じがしたのはポンプからの麻酔がチューブを通ってうまく流れたということだったみたい。

先生は「それでいいです。押しても効かなかったら直接入れてもらえばいいから。」と言い残して病室から出て行かれた。ホッとした。

体験談を読もうっと

夜中はあんなに苦しかったのに朝からは時々痛みが強くなる程度。痛くなったら麻酔追加スイッチを押せば楽になる。想像していたより元気。これぐらいなら大丈夫だな~なんて余裕ぶって音楽を聴きながら持ってきた本を読んで過ごす。ふっと手術前から部屋に置きっぱなしになっている『ひととき』が目に入り、持ってきた本なんかよりこれを読まなくちゃと思い直し第1集を手に取った。

『ひととき』はこの病院で治療を受けた先輩方の生の声が綴られているノート。このノート、入院した日にもページをめくってはいたが、時間もあまりなかったしあの時は気持ちが落ち着かなくて読んでも頭に入ってこなくてちょっとしか読めなかった。やっとちゃんと読んでみようかな、って気分になれたみたい。

子宮筋腫(子宮腺筋症)という病気のこと、今までかかってきた病院や出会った医師のこと、病気に対する治療に対する思いなどUAEセンターに出会う前に感じた複雑な心境がつづられているかと思えば、UAEセンターでの思いがけないハプニング(事実は小説より奇なり!?)、UAE後の痛みのこと、これからUAEを受ける人に対する応援メッセージ、そして吉野内先生・田頭先生・看護師さん達や病院スタッフ皆さんに対する感謝の気持ち…いろんな人の思いが詰まっていた。

ゆっくりゆっくり読み進めていく。ここに書かれていることは人ごとではなく、自分のことかも?みんなそれぞれ年齢も生活している環境も違うけれど、ここでUAEを受けたことは同じなんだよね。

読んでいてわかったこと、術後の痛みに関しては人それぞれみたいで結構差があるみたいだということ。でも、みんなそれぞれに痛みを乗り越えていっているわけだし、このノートを読んで元気というか勇気をもらえた。

このノートのタイトルは『ひととき』だけど1冊目のノートはかなりのボリュームで読み終えるのにずいぶん時間がかかってしまった。2冊目は2年ぐらい前から始まりつい2週間前に書かれたものまでの記録だった。

元気が出てきたら何か書いてみようかな。

左足の感覚が戻った!

えっ、もう昼食の時間ですか?朝食が遅かったから、ノートを読んでいたらたちまちお昼になってしまったのか。またしても痛みがきつくなるタイミングで食事が運ばれてきて、麻酔を追加して治まるのを待つ。こんなパターンばっかり。

昼食はぶっかけうどん。いつもだったら気にしたことなんてないのに、この日は食事が出された瞬間からうどんにトッピングしてあるかつお節の香りがどうも気になって…。でも、口にするのは問題なさそう。それよりうどんの上の小さい小さい小口切りの万能ネギをなんとしなくちゃ。お箸でチマチマ拾い出し作業。私、生のネギが苦手なのです(汗)。地道な努力のかいあって(?)ネギ以外完食。何にも体動かしてないのに食事だけはしっかりとってる…。

2日目昼食

(2日目昼食のメニュー)ぶっかけうどん、わらびもち、いちご・パイナップル、お茶

午後、田頭先生が病室に訪れた時もまだ『ひととき』を読んでいた。「麻酔してると集中して読めないでしょ?」と声をかけられた。えっ、そんなもんなの?それなりに読めていると思ったけれどそうでもなかったのかな。だからゆっくりとしか読めないのかー。

先生「左足、どうですか?動くようになりました?」私「いえ、まだですね…。」試しに膝を立ててみようとするけれど、ほとんどいうことを聞かない。手の補助で膝を起こしてみてもガクッと勝手に倒れてしまう。自分で膝を立てられない=立ち上がるのはムリ、なので尿管は外せないですよねぇ。

先生「(尿管外せるのは)明日の朝かな?」早く動きたい気持ちもあるけれどこの状態も別に苦にならないので明日までこのままでもいいか、って感じ。

その後はウトウトしたりノートを読んだりを繰り返し夕方までには全て読み終えた。何か充実感あるわ~。

そして気がつくと自力で足を動かせるようになっていた。おぉ!感激!自分で膝を立てられるようになっているじゃないか。いつの間に~。

Tb看護師から「今から尿管を外したら最初にトイレに行くのは2~3時間後ぐらいになるからそれまでにはもっと左足の感覚が戻っているはずですよ。(尿管)もう外しましょうか。」って。ということで明朝までかと思われた尿管は思ったより早く外してもらえることになった。これが16時頃のこと。今の状態でも苦にならないけど外してもらえるならラッキー。

このとき出血の状況も確認されるが、それなりの量だったみたい…。大きいパッドの方がいいって言われたけれど、持ってこなかったしなぁ。そしたらUAEセンターのパッドと自分のとで二枚重ねにしてあててくれた。これで心配ないかなあ?

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プロフィール

はおん

ディズニーと手作りが大好きなヒツジさん。
事務系のお仕事してます。

2012年10月子宮筋腫発覚
2013年2月子宮動脈塞栓術(UAE)を受ける。
UAEを受けた時、45歳。

ヒツジさんの夫、ウシさん・ヘビさんの娘2人と
石川県中央部で生息中。

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