子宮筋腫って切らなくてもいいんだ~子宮動脈塞栓術(UAE)体験記

2013年2月多発性子宮筋腫のため子宮動脈塞栓術(UAE)を受けました。
筋腫と診断されてから手術を経て現在に至るまでの私の体験記録です。
当時の日記やメモ、記憶を頼りに1年たった今ようやくブログにすることができました。
自宅から遠く離れた病院だったのでお出かけ気分も満載!?

2月11日手術3日目

☆トップページからは新しい投稿順に表示しています。最近は話が脱線ばかりですみません☆
☆カテゴリーの記事は古い順に表示しています。経過をたどりたい方はカテゴリー順にご覧ください☆

お隣さんへ突撃

元気が出てきたついでに思い切ってお隣の部屋を訪ねてみようかな。せっかくなので同じ時に同じ治療を受けた方とぜひぜひお話ししてみたかったのです。こんなチャンスは今しかないでしょ!

お邪魔覚悟で突撃!ドアをノックしてそっ~と開けると…ベッドで横になっていたのに快く「どうぞ、どうぞ」って迎えてもらえました。ホッ。話をしていると気が紛れるからどうぞって。それではお言葉に甘えて失礼しま~す。

始めて会ったのに同じ病気で同じ治療を受けたことで勝手に前からの知り合いみたいな気分になって、話したいこと、聞きたいことがいっぱい。

お隣さんは岡山県内在住で私よりいくつか若い方。お腹の上から触って分かる大きな筋腫持ちだとのこと。彼女と話した中で、今までは薬物療法で先延ばしにしてきただけだったけれどUAEを受けて「これが治療だな、って思った。」という言葉がとても印象的だった。それと、「(UAEを受けられる病院が)近くにあったから受けたけど、近くになければ受けなかったと思う。」という言葉に、UAEという選択肢が近くにあることがすごくうらやましくなった。

話し込んでいるうちに夕方の漢方薬の時間になっていたようで、M看護師が23号室へ。私たちが話している姿を見て「あら、こんなんいいねー。もっともっとどうぞー。」って。私の病室へいってももぬけの殻だし、玄関の鍵はかかっていて誰も面会にきているはずもないのに病室から人の話し声はするし、と首をかしげながら23号室の扉をたたいたんだって。

パジャマの上に何も羽織っていない私に「寒くない?」と声をかけてくれたが、その言葉で急にゾクゾクしてきた。シャワーして元気になって、ちょっと調子に乗ってました…。ずいぶん長居してしまったし、薬も飲まなければいけないし、そろそろおいとましないとね。

最後の夜は

病室に戻ったところでちょうど夕飯が運ばれてきた。今晩はO看護師。なんかミステリアスな雰囲気の方だわ。

明日10時頃から退院診察があることと、その際に1か月後の診察の予約をとるので予定を考えておいて欲しいと話があり「退院に際しまして」という紙をもらった。よく読んで何か質問があれば明日の診察の時に聞いてくださいねって。おおっ、急に退院が目の前に迫ってきた。ほんの数時間前までは明日本当に退院できるのか全く想像もできなかったのにね。シャワーをしてからはビックリする勢いで元気になっていって、これには自分が一番驚いているんだけど。

でも、実はまだお腹が痛いのです。これは今まで麻酔の影響で腸の動きが弱くなっていたため、腸内にガスが溜まったり数日排便がなかったりしているせいもあるらしい。確かに夕方からはお腹がはっている痛みのような…。ガスはでるけど便はまだだからなぁ。明日、長い時間電車に乗ることを考えると病院にいる間にできればすっきりしておきたい。「下剤、出しましょうか?」とO看護師にきかれ、間髪入れずに「お願いします。」

お隣の部屋で話し込んでいる間にすっかり湯冷めしてしまいホントに体が冷え切ってしまったみたいでガタガタ震えが…。自業自得って言うやつなんだけどね。廊下の共用冷蔵庫の上に用意されているティーバッグを利用して温かい飲み物を入れたり、電気毛布のスイッチをオンにしてしばらくベッドに潜り込んだり。手術当日ここへ戻ってきて布団を掛けてもらって以来ただひたすら蹴散らして寝ていたようで、よく見たら毛布のカバーが半分ぐらい外れてグッチャグチャ。ひどすぎる…。気がついたからには今晩ぐらいはちゃんとしてから寝ようっと。

お茶コーナー

共用冷蔵庫の上にあるお茶コーナー。様々なティーバッグやワンドリップタイプのコーヒーが用意されています。

電気毛布にくるまって何とか体が温まった。これでやっと夕飯食べられるかな。この日の夜から抗生剤は飲み薬(サワシリン250)に。痛み止めの錠剤もあり。かなり元気になったから夕飯は全部食べられそうな気がしていたんだけど、残念ながらまだダメでした。お肉とってもおいしかったんだけど、今日は味覚も嗅覚もいつもと違ったのかなあ。たぶん普段なら感じないのに、味が濃く思えたりにおいを強く感じたり。ポークソテーのフレンチマスタード風味…もう一回食べたいよ~。いつもの私なら絶対全部食べちゃうよ。

3日目夕食

(3日日目夕飯のメニュー)ポークのフレンチマスタード風味、トマトコンソメスープ、ごまプリン、白飯、柿・キウィフルーツ、お茶

夕飯食べたらトイレに行きたくなるとか何か新たな展開があるんじゃないかとすごく期待していたんだけど全くその気配なし。うーん、早く来てほしい。もう少し待ってみよ。

夜、再び「ひととき」を広げてみた。今までは元気をもらうばっかりだったけれど、少しでも何か伝えられればと思いペンを取った。色々考えながら書いたつもりなんだけど、書き始めたら収拾が付かなくなっちゃった…。もうちょっと考えてから書けばよかった。

書き終わった時すでに日付が変わっていた。今晩はようやく夜勤の看護師さんの手を煩わせることなく眠れそう。


午前中、M看護師に「最高に痛い時が10としたら今はどれくらい?」って質問された。たぶん、硬膜外麻酔を止めてから麻酔のチューブを抜くまでの間に聞かれたんだと思うけど、その時はこれからどうなるのか予想も付かず今の状態が10なのか8なのか5なのかわからなくて「かなり…」って曖昧な答えしかできなかった。その時の痛みがどれくらいなのか数字化するのって難しい。でもすごく辛い時はその都度Max10だったのかもしれない。手術した日の夜中お腹が熱くて苦しかった時も、2日目の夜から始まって3日目の午後までずっと続いた痛みも。その時その時違う辛さだったので簡単には比べられないんだけどね。振り返るとこの日の痛みが一番きつかった。一番辛い状況から痛みがスーッと引いていく感じもものすごく劇的な一日だった。

ギャラリー
  • 番外編 瀬戸内島旅(1日目)
  • 番外編 瀬戸内島旅(1日目)
  • 番外編 瀬戸内島旅(1日目)
  • 番外編 瀬戸内島旅(1日目)
  • 番外編 瀬戸内島旅(準備編)
  • いざ、人間ドックへ
  • あとは家に帰るだけ?
  • あとは家に帰るだけ?
  • ばいばい、おかやま
プロフィール

はおん

ディズニーと手作りが大好きなヒツジさん。
事務系のお仕事してます。

2012年10月子宮筋腫発覚
2013年2月子宮動脈塞栓術(UAE)を受ける。
UAEを受けた時、45歳。

ヒツジさんの夫、ウシさん・ヘビさんの娘2人と
石川県中央部で生息中。

最新コメント
アクセスカウンター
  • 累計:

記事検索