子宮筋腫って切らなくてもいいんだ~子宮動脈塞栓術(UAE)体験記

2013年2月多発性子宮筋腫のため子宮動脈塞栓術(UAE)を受けました。
筋腫と診断されてから手術を経て現在に至るまでの私の体験記録です。
当時の日記やメモ、記憶を頼りに1年たった今ようやくブログにすることができました。
自宅から遠く離れた病院だったのでお出かけ気分も満載!?

3月11日術後1か月の診察

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岡山に行ってきま~す!

長いような短いような1か月を過ごし、術後1か月目の診察の日。最初の診察から3回目の岡山行きです。今回は前の2回に比べ気分的にずいぶんお気楽で、すっかり旅行気分。

朝7時すぎに自宅を出発、夫に送ってもらって金沢駅へ。この日は雪がチラチラ舞う寒さ。2日前の土曜日は上着がいらないくらい暖かかったのに、すっかり冬に逆戻りだよ。さむい~。

8:05発のサンダーバード10号で新大阪へ。指定の席は2号車の1番後ろの窓側。うんっ!?すごい揺れる。「サンダーバードってこんなに揺れたっけなぁ?」と思いつつ便箋1枚に手紙を書き始めたんだけどこれが良くなかった…。書き終える頃には乗り物酔いの一歩手前。気分悪くなったよ…(汗)。電車に乗ってこんなに気持ち悪くなったことないよ~。しばらく休んでいたら何とか治まったから良かったけど。

サンダーバードでは、高校生ぐらいのお兄さんが先に通路側に座っていた。通路を挟みシートをボックスにしているお兄さん達の仲間らしい。ひとりだけおばちゃんの横でごめんよ。そのうちボックスの4人で大富豪をやり始めたが、大貧民になるとはみ出した私の横の席に交代しゲームから抜けるというルールになったみたい。おばちゃんの横に座るの、罰ゲーム?隣が入れ代わり立ち代わりするので、落ち着かないよー。私の方がよっぽど罰ゲーム状態なんだけど。気にしないようにして本を読んでいたけど、やっぱり気になる~。このお兄さん達、卒業旅行のご一行様っぽい?

京都駅を過ぎてしばらくすると大きなチョコレートが目に飛び込んでくる。このチョコレート見るのも楽しい。
巨大チョコレート
この正体は!?♪チョコレートは・・・♪のお菓子工場です

巨大チョコレートを通り過ぎたら間もなく新大阪駅に到着。新大阪駅からは、3度目の岡山行きにしてようやく念願の九州新幹線「さくら」の指定席に乗りま~す。今日は乗り替えの時間にも余裕があるから新幹線ホームへ向かうのも慌てなくていい。新幹線ホームに出てのんびりしていたら、みずほ号が入ってきた。これが折り返しさくら553号になるのかな。ホームには揃いの制服の清掃員の方達が列車の到着を待ち構えていて、お客さんが下りるとすぐに乗り込み早速清掃作業開始。そうそう、新幹線の清掃プロ集団の話、最近テレビで見たなあ、なんて窓からのぞき込んでいるうちに乗車できる時間に。
さくら553号
早業で掃除される車内。あっという間に終了。

おーっ、これがさくらの指定席か。シートは広いしすごい重厚感だなと感動しながら自分の席へ。着席したところで、ここだといわんばかりのお客さんが切符を振りかざしながらやってきた。まず2人組のビジネスマン。確かにここの番号だけど…切符をよく見るとそれはのぞみと書かれた指定席特急券。「これ、さくらですけど…」おじさんたち「あっ!」と言って行っちゃった。続けて別のおじさんが無言で切符を目の前につき出している。これは私じゃなくて隣の座席番号か…。隣のおばちゃん、ホントは次の車両だったのね。おばちゃんは荷物をまとめてすごすごと席を離れ、おじさんが空いた席に腰を下ろす。あー、やれやれ。やっと落ち着いた。ごたごたしているうちにいつの間にか発車してるよ~。
さくらの指定席
さくら指定席。シートが広いので隣の人が気にならない。

その後は順調に岡山へと向かっていたのに…岡山駅まであと少しというトンネルの中で急にブレーキがかかって新幹線停車!?何でこんなところでとまった?「停止した原因はわかりません。今から調査します」みたいな内容の車内アナウンスが。すぐに復旧しないのかな?ちょっとそわそわ。しばらくして再び車内アナウンス。「今からパンタグラフを外してみます。これで戻らなかったら○×△□#$%&…」電気の供給が止まると車内が真っ暗になるとも言っていたけど、非常灯の点灯でそれほど暗くならかった。一体何が起きたのかなあ?特別な説明はなかったけれど、6分遅れで運転が再開された。すぐに動いてよかった。岡山駅には12:00頃到着、予定より6分の遅れで済んだ。

2回目のMRI

新幹線は予定よりちょっと遅れたけれど、MRIの予約は13時なのでまだまだ時間にはゆとりがある。今回も昼食絶食の指示のため、朝食後は水分だけ…。なのでMRIが終わったら食べようかな~、と思いさんすて岡山のパン屋さんへ。食べちゃいけないのに昼時にパン屋に寄り道した私がバカでした…うーん、お腹すいた。焼き立てパンの香りは腹ペコさんにはつらいね~。

とてもいい天気だから篠﨑さんまで歩いてもいいかなぁなんて一瞬思ったけれど、迷子になりそうな気もするからやっぱりやめておこう。なんせ前回のタクシーは裏道ウネウネ走っててどこに向かっているのか全然分からなったからね。ちなみに、方向音痴ではありません(多分)。岡山駅西口から出たところにある郵便局に立ち寄ったので、そのまま隣の岡山全日空ホテルの前からタクシーに乗車。まずは篠﨑クリニックへ向かいます。2回目にして篠﨑クリニックの場所もようやく把握できたかな。

12時40分頃篠﨑クリニックに到着。さっそく問診票とMRI造影剤使用承諾書を記入し、血圧を測定する。今回は承諾書に押すための印鑑もちゃんと持ってきたよ。しばらく待合室で待っていたら名前を呼ばれて、奥の方の処置室だったかに入るよう案内される。処置室のベッドに腰かけて院長先生の診察待ち。横にカルテ置きっぱなしで見るつもりなくてもUAEセンターからの紹介状が丸見えなんですけどー。「小筋腫多数あり」と記載されてるの、見えちゃった。

4か月ぶりの篠﨑院長先生の診察は、前回のMRIで造影剤を使用したあとに特に問題がなかったのであっという間に終了。篠﨑先生もかつてカテーテル手術をしていたらしい。田頭先生はとても器用だとおっしゃっていた。
 
今回は、私の前にMRIを受けている人がいなかったので診察後すぐに撮影開始。前回は初めてのMRIで結構ドキドキしたけど、2度目ともなれば余裕だな~なんて思いながら検査着に着替える。今回は女性の技師さんで、さらに研修中らしき女性も一緒。着替えをしているカーテンの向こうでは、造影剤は体重によって使う量が変わるから今回は○○kgなので△△ml使うとか何とか説明していた。ほうほう、そうなんだ、なるほどなるほど。

準備完了、検査室に入る。検査台に上がり仰向けになる。腰の周りを固定したあとタオルケットを掛けてもらう。検査室内の明かりが落とされて検査台ごと装置の中へ、撮影開始。カンカンカン、ガガガガ、グワングワングワン…という音がはじまった。この音は平気です。目をつぶって一定のリズムでどんどん変化していく音を聞いているうちにウトウト…。と思ったら、一旦検査が終了。検査台が元の位置に戻る。あれ、もうそんなに時間がたったのかって感じ。このあとは血管造影剤を使ってさらにMRI撮影を行う。看護師さんが造影剤を注射してくれるんだけど、この時やって来た看護師さんを見て何となくいやーな予感。始める前からなにやらブツブツつぶやいていたけど、注射を打っている途中でも「あれっ、逃げたかな」って。ええっ、聞こえてますけど(汗)。あー、やっぱり予感は当たったみたい。注射したところ、結構痛いんですけどぉ…。

注射が終わって検査再開。ここからはもうそんなに長くないんだよね。再び、カンカンカン…の中へ。今度はウトウトするまでもなく終わってしまった。前に受けた時よりも早く終わったような気がする。着替えを済ませ待合室で会計待ち。支払いを済ませるとMRIフィルムの入った袋を受け取る。篠﨑の受付の方にタクシーを呼んでもらい、これから岡山UAEセンターへ向かいますよ。

タクシーの運転手さんに行き先を告げると「今までにも結構県外の方お連れしましたよ」とのこと。サービス精神満点の運転手さん、UAEセンターに到着するまでずっとおしゃべりは途切れず。岡山って1年中天候が穏やかで自然災害なんかも少ないから、おおらかな方が多いんだって。車や自転車の運転もおおらかすぎで、行儀が悪いって運転手さんはぼやいてましたが。運転の行儀の悪さなら金沢も負けません…ってこれは自慢にならないか。

MRI画像診断(術後1か月編)

診察予約は14時30分。10分ほど前にはUAEセンターに到着。こんにちは~!1か月ぶりのUAEセンターです。

受付で、まずは撮りたてほやほやのMRIフィルム入りの大きな封筒を渡す。待合室で待っている時、受付横の本棚を眺めていたら『子宮筋腫もうひとつの選択肢』という本を発見。本当は手術を受ける前に読んでみたいと思っていたんだけど、近くの図書館とか本屋さんにはおいてなくて、ネットで取り寄せるかな~なんて思っているうちにどんどん日が過ぎてしまったのでした。パラパラとめくって内容の濃さにビックリ。すごいわ。UAEについて一般向けにこれだけ詳しく書かれた書籍はほかにないんじゃない?2003年に出版された本だけど、内容的には今も大きな違いはなさそうな感じ。子宮筋腫に対するUAEは10年前にはすでに確立した手技になっていたんだなぁとおぼろげに考えたりしていた。今さらだけどやっぱり読んでみようかな、なんて思いながらページをめくっているところで田頭先生に呼ばれ診察室へ。

こんにちはー。診察室には、すでにMRIの写真がずらっと貼り出されていた。果たして私の筋腫たちはどうなっているでしょう?ドキドキ。

1か月前は本当にお世話になりました!!まずはこの1か月の経過を報告。退院後は痛み止めが必要な腹痛や発熱はなかったこと、出血は退院後1週間を過ぎた辺りから茶褐色のおりものになり量も段々少なくなって2月の最後の週までにはなくなったこと、4日前からUAE後初めての生理が始まったことなどなど。術後の経過としては特に問題はないようだし、生理が来てまずは一安心というところ。大体の経過はこの1か月の間に数回メールでやりとりをしていたから自分としても安心して過ごせたんだけどね。

ここからは本日撮影のMRI画像を見ながらの先生からの説明。UAE後の子宮筋腫たちの運命やいかに…。

筋腫の大きさはUAE前とまだそれほど変わってませんでしたー。少しは縮んでるかと思ったけどお変わりなし?1か月ぐらいで小さくなるようなやつはいなかったみたいね。それよりも気がかりなのはたくさんの筋腫たちがちゃんと塞栓されているかどうかというところ。造影剤を使用して撮影した画像から、一個一個筋腫が黒く写っている状態を確認。UAEによって血流を失い壊死した筋腫は黒く写るのです。小さな筋腫が寄せ集まってひとかたまりとなってる部分は1個ずつの輪郭がはっきり写らないので壊死したかどうか確認しきれないグレーゾーンになったけれど、仮にこれらが残ったとしても今後症状が出るようなものではないと説明を受ける。ひとまずは先生が予定していたとおりの結果を得られている、とのお話だった。やったー!

今はまだ飛び出した筋腫で子宮内腔の隙間がない状態だけど、これから壊死した筋腫が縮小したり脱落していけばちゃんと空間が戻ってくるんだって。今回の生理は今までに比べて量がかなり減って「もれ」の心配をしなくても良かったから心身ともにずいぶん楽になったと思ったんだけど、今後はもっともっと楽になるらしい。これからは生理がくるのを身構えなくてもよくなりそう。今回の生理はまだ術後の内膜の欠落もあるので、内膜が厚くなり始めるまで2週間ぐらいは出血が続くかもしれないとのことだった。28日周期なら次の生理は4月5日ぐらいから来るでしょうって。感染に関してはもうしばらく可能性がある時期らしいので気をつけておいたほうがいいらしい。

先生からの話が一通り終わって…「うまくいった方にはもうこれ以上話すことないなあ。せっかく遠くから来てもらったのに…それじゃあ世間話でもしますか?」って予想外の言葉!?それでも、画像を見ながら「膀胱は前よりも広くなってますねー、元々圧迫はなかったんですけど…」「背骨は……きれいですねー」「(11月の画像と見比べながら)骨盤内のこの辺りに水が溜まっていましたが、今回はなくなっていますね。骨盤内に水が溜まることはよくあることで心配ありません」「うーん…」分かることいろいろ探し出して説明してくれたんだけど、もうなくなっちゃいました?色々しぼりださせてしまいすみませんでした。

それじゃあ、ホントに世間話でも…。岡山に着く直前のトンネルで新幹線が急に止まってしまった話(めったにないハプニング!)、今朝の金沢はチラチラ雪の降る寒さだったこと、入院した時は今年一番くらいの荒天だったのに終わってみたらこの冬は積雪がすごく少なかったこと(多い時でも20cmくらい?前の年の半分位?それでもほとんど雪の降らない瀬戸内の方には『考えられない!?』んですね~、ビックリされました)、退院の日に結局『大手まんぢゅう』を買って帰った話など、たわいもない話題でごめんなさ~い。これはこれでいい感じだけど、今ここで聞いておかないといけなこと忘れてるでしょ!

☆塞栓後1か月の筋腫が写っているMRI画像はこちらから(興味のある方はどうぞ!)
https://livedoor.blogimg.jp/daisy0109/imgs/2/2/22c679b6.jpg

なるほど!UAEのエックス線被曝量

というわけで、ようやく治療などに関する諸々の質問を切り出して…。

そうそう、手術自体にかかった時間を確認しようと思っていたんだった。手術室へは準備の時間なんかも含めて出入り1時間、そのうち手術自体は正味どれくらいだったんだろうなって。

実際のところ手術自体にどれぐらいかかったかはわからなかったけれど、エックス線透視時間判明。そういえば入院中も退院する時にも聞いていかなかったなぁ。これは大事だわ。私のエックス線透視時間は9分32秒、田頭先生のところでは平均的には12分くらいということなのでそれよりも短かかったんだー。

UAEでのエックス線透視には、カテーテルを通すのと塞栓物質を詰めるという2つの要素があって、それぞれの時間の合計がその透視時間になるとのこと。私の場合はどちらも順調だったって。

骨盤内で一番エックス線の影響を受ける臓器が卵巣で、卵巣に影響を与えないために「1回の透視時間は60分を超えない」ようにしているとのこと。60分を超えたら直ちに影響があるかといえばそうとも言えないようだけど、長ければ長いほど当然影響が大きくなる可能性が高くなるので、こちらでは60分を目安としているのだそう。今のところ60分を超えそうになったことはないようで、これまでの透視時間の最高は45分。透視時間が45分ということは手術が終わるまでに一体何時間かかったんだろうね?長かっただろうなあ、先生も患者さんも。

ちなみに平均的な12分の透視時間がどの程度の被曝量になるのかというと、腹部CTスキャンを1回受けたぐらいなんだそう。「へぇ~」と思いつつ、実はCTがどんな感じのものなのかよくわかってません。CTスキャン未経験なので…。UAEの被曝量自体が危険な量ではないことを伝えたいのでこのように説明しているとのことでした。CT受けたことある人ならイメージしやすかな。

被曝量を気にする方なら、当然こんな話は術前に確認する内容でしょうね(汗)。卵巣に影響はない方がいいけれど全摘したくなくて「絶対UAEにする」と決めていた私にとって被曝量は問題ではなかったんだろうな。終わった今頃になって詳しく説明してもらってます(笑)。どっちにしても時間は短い方が体への影響は少ないってことでしょう。短時間で順調に終わってよかった。

☆後日、腹部ではなく胸部CTを受ける機会がありました。検査台に横になったと思ったらほんの数十秒であっけなく終了。えっ、もう終わりなの~?医療機器も日々進化しているのでエックス線の量もずっと同じわけではないとは聞いているけど、これとUAEの透視で受ける被曝量がそんなに変わらないってかー!?またしても「へぇ~」な体験でした。

なるほど!UAEと健康保険

もうひとつ聞いてみようと思っていたのは、健康保険に関すること。

退院してから何人かにUAEのことを話していたら、友人が真剣に子宮筋腫の手術を考えているから話してみるねという友人と遭遇。関心があれば直接話してもいいよと伝えていたんだけど、「UAEは健康保険が適用にならないんだよねー」と返事がきてそれでおしまい。結局、友達の友達は膣式全摘術を選択したらしい。

健康保険が適用になるかどうかは金銭的なこともあるので治療を選ぶ上でもかなり大きい要素だと思う。UAEは体に負担が少なくて術後の回復が早い素晴らしい治療法だと身をもって感じたけれど、せっかくの治療法も自由診療だと最初から選択肢に入れてもらえないというか。そんな私も最初は外してましたね(汗)。ましてやわざわざ高いお金を払って県外へ受けに行くなんて考えられない、と思う人がいても当然。

そういうわけで、UAEに関心があっても健康保険の適用がないから治療の選択肢から外しているけど保険が適用されれば受けようと思う人が増えるだろうなあ、何人かの人と話をしてそんな感触だったというようなことを話したところ…先生からUAEと健康保険に関するレクチャー(?)が…。
(ここからは2013年3月診察当時の私のメモと記憶により以前書いた文章を元にしていますので間違った情報が含まれているかもしれません。また、健康保険に関してはこの1年でいろいろ動きがあり、現在は保険適用で受けられるところもありますので、ご自分の主治医にご確認くださいね。)

日本で子宮筋腫に対するUAEが始まった1998年頃は保険が適用されていたが、その後保険が通らなくなった。もともとUAEは大量子宮出血の止血目的で行われており、こちらに関しては保険が適用されている。しかし、子宮筋腫の治療としてのUAEは止血のためと全く同じ塞栓物質を使用していてもこの部分が保険適用にならないらしい。子宮筋腫の治療として行うUAEには現在のところ保険が適用となる塞栓物質がない、というところに今でも保険外診療となっている理由があるようだ。日本では混合診療が認められていないから、何かひとつ保険がきかないものが含まれていると一連の治療が全て保険適用外になってしまう。保険が適用されない治療を医療機関が続けていくのはいろんな意味で(聞いたけど忘れてしまった!)難しいらしく、UAEから手を退く医療機関が増えた。UAEセンターのお二人の先生が以前勤務していた岡山大病院では少し遅れてUAEを始め(そのころはもう保険適用外の時期?)、吉野内先生が先端医療の申請をしたけれど通らなかったとのこと。今、ある製薬会社(日本化薬?)から現在使用されている塞栓物質とは全く違う薬剤を厚労省に申請していて、近い将来(今年中?1~2年以内?)これが通るだろうとのこと。薬剤が保険適用になったからただちにUAEも保険が適用されるというわけではないようだけど、可能性は広がるらしい。そうなるとUAEを行う医療機関が増えて、治療を受ける人も増えるってことで。

そして、保険適用になった時、想定される問題が二点。まずは、お金の問題。お金といっても保険適用となって懐が痛むのは患者ではなく国庫。今までは自由診療だから患者がすべて負担していたけれど、保険適用の手術ということになればそれなりの診療報酬点数が付加されることになり、国の負担も少なくないはず。保険適用になって多くの人がUAEを受けるようになると想定され、国の医療費を膨らますことになってしまう、という点。

もうひとつは、UAEを受けたい患者が増えることで起きる問題。現在は放射線科の医師が行っているが、たくさんの人が受けようとすると放射線科医だけでは対応しきれず、血管内治療には不慣れな産婦人科医なども治療を行うようになるかもしれない。そうなると医療過誤の増加など様々な問題が起きる可能性は否定できない。UAEは必ずしもIVR(インターベンショナル・ラジオロジー=放射線関連の画像診断を行いながらカテーテルなどの手技によって行う治療)の専門医でなければ行えないというわけではないが、保険適用になるまでにある程度の基準作りが必要だろうと思っている、とのお話だった。

国の医療費に関して医療に従事している方からこんな話を聞くのは意外だった。というか、今までこんなにつっこんで話をする機会がなかったから私が知らなかっただけのことか。すべての医療者がこのようなことを考えているかどうかはわからないけれどね。

それとUAEが保険適用になった時に、せっかく体に負担の少ない治療法だからと思って受けるのに医療事故などが増えてUAEが悪者にされたのではたまったもんじゃないよね。今まで何年も続けてきてこの治療法への信用を築いてきた先生方にとっては困った事態になるのかも!?UAEを受ける側も今までは保険がきかない分いろいろ勉強し納得のした上で手術に臨む人が多くUAE治療に対し理解がある患者が多いというような話をどこかで読んだけど、保険適用になれば不慣れな医師だけでなく不勉強な患者、軽い気持ちで受けてこんなハズじゃなかったという患者もたくさんでてくるかもしれない。

「ここ(岡山UAEセンター)にも今まで以上にUAE希望の方がくるだろうし、そうなるとこれまでのように時間をかけて説明できなくなるかもしれないし、それはそれで困るなー。」と田頭先生の弁。はい、今は保険がきかなくてもこんなにいろんなことを教えてもらえて患者としてはとっても幸せかも。時間が余った(!?)からといって私とこんなに話をする時間なんてないでしょうから。

ただ、子宮筋腫という病気自体は婦人科領域のものなので最終的に保険が適用されるかどうかは婦人科の意見が大きく影響し、放射線科の医師が口出しできるものではないようで…。UAEを受ける人が増えればそれだけ婦人科的な手術を受ける患者を取られることになるので、そう簡単に首を縦に振ったりしないんでしょうかね?患者としては何科なんて関係なく治療の選択肢が一つでも増える方がありがたいんだけどなあ。

この話題に触れて、保険が適用になった時にはUAEが子宮筋腫の治療の中で大きな割合を占めるようになっていくことを想像しているんだろうなあと熱く語る先生の姿から強く感じたし、そうすると切らないのが普通になっている時代もやがてやって来るかもしれないなあ、などと思ったりしたのでした。

塞栓がうまくいったことを確認できたので治療としてはこれでおしまい。今後は経過を観察することになるけど、遠方なのでもうこれで終了でもいいそうで…。でも、筋腫たちが今後どんなふうになっていくか興味津々、この後もまだ見たいので術後6か月の診察にも来ます!!このままおしまいにしてしまうのも寂しいしね。次回は8月以降にお邪魔しま~す。そして、今回もMRI画像をプリントアウトしてもらう。手術中にモニターで見た子宮動脈にカテーテルが通っているところや動脈塞栓した時の画像もあわせてプリントアウトしてもらった。ありがとうございます。結局1時間ほど先生からいろいろお話を伺いました。

そうそう、これまでは生理が酷くて1日目とか2日目なんかに出掛けるなんて考える気にもならなかったけれど、「これからは気にせずいつでもディズニーランドに行けますねー」と付け加えられたんだった。先生、先月の話、覚えてましたか。
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プロフィール

はおん

ディズニーと手作りが大好きなヒツジさん。
事務系のお仕事してます。

2012年10月子宮筋腫発覚
2013年2月子宮動脈塞栓術(UAE)を受ける。
UAEを受けた時、45歳。

ヒツジさんの夫、ウシさん・ヘビさんの娘2人と
石川県中央部で生息中。

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